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2020.02.06(木)学術活動

第14回神戸甲状腺診断セミナーを開催

隈病院主催の第14回神戸甲状腺診断セミナーを2020年2月1日(土)、2日(日)に開催しました。このセミナーは、病理医、細胞検査士、臨床医を対象に毎年開催している講演会と顕微鏡実習です。講演は神戸市産業振興センター3Fハーバーホールにて、『甲状腺診療の現状と展望』をテーマに行いました。実習は神戸大学医学部病理組織第2実習室にて、甲状腺疾患51例の顕微鏡実習を行いました。今回は新たに、顕微鏡画像を提示しながら、その見方を解説するライブビデオチュートリアルという企画を新たに行い、非常にわかりやすい講義であったとの評価をいただきました。参加者は、北は北海道から南は沖縄まで、さらには、海外(台湾、マレーシア)から2名の先生も参加され、計296名の方に受講・実習していただきました。質問も多く、とても有意義なセミナーでありました。下記がそのプログラムです。このようなセミナーを毎年異なるテーマや実習症例で行えることは、隈病院での専門的な経験と知識を備えた豊富な人材と症例のおかげであり、今後も最先端の甲状腺診療および診断法の啓発活動を行っていきたいと考えています。

神戸甲状腺診断セミナー担当 病理診断科科長 廣川 満良

【講演】テーマ『甲状腺診療の現状と展望』
甲状腺診療の現状と展望    宮内  昭(隈病院 院長)
AJCC/UICC第8版の評価    伊藤 康弘(隈病院 外科)
副甲状腺腺腫の診断と問題点  宮  章博(隈病院 外科)
バセドウ病の放射性ヨウ素内用療法    小阪 英生(隈病院 放射線科)
超音波検査の報告様式     太田  寿(隈病院 臨床検査科)
甲状腺の超音波血流評価    中村 友彦(隈病院 内科)
甲状腺乳頭癌亜型の細胞診   樋口観世子(隈病院 病理診断科)
甲状腺リンパ腫の診断     鈴木 彩菜(隈病院 病理診断科)
甲状腺細胞診の現状と展望   廣川 満良(隈病院 病理診断科)
甲状腺癌穿刺経路再発      林  俊哲(隈病院 病理診断科)
ゲノム異常からみる甲状腺がん 近藤 哲夫(山梨大学 人体病理学)

【実習】
1. 甲状腺細胞診のライブビデオチュートリアル
2. 甲状腺病変51例(組織と細胞診)の顕微鏡実習



講演風景



顕微鏡実習風景

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