エコロジーへの
取り組み
私たちの役割、そして目指すもの。
隈病院は2000年の特定医療法人承認以来、四半世紀近くにわたり社会に寄りそい続けてきました。堅実な運営から得た利益は、より高度な診療を支える最新医療設備への投資、甲状腺医療をさらに一歩進めるための研究支援、快適に安心して過ごせる院内環境の整備など、患者のみならず、医師やスタッフが医療に専念できる環境づくりへと還元されています。
病院の設備におけるエコロジーへの取り組み

環境・人に優しい節電対策
各部署の電気使用量を見える化し、ピークを分散させることで地域の電力環境や消費削減に貢献しています。また、隈病院の照明の主力は、患者や働く人への優しさが考え尽くされた色合いのLEDを使用しています。

エネルギーロスを抑える空気管理
冬場であれば、院内からの暖かい排気と、冷たい外気を入れ替える際、熱交換を行い外気を温めてから引き込む熱交換式換気システムを導入。また、床暖房や空調効率が悪い吹き抜け部の天井にはサーキュレーターを設置し、常に快適な空気を対流させることでエネルギーロスを最小限に抑えた空気管理を行っています。

再生水を利活用した環境配慮
地下に雨水と井戸水を貯める貯水槽を設置。この水を濾過殺菌して、トイレの水洗や樹木の散水として使用。また、この水を利用して屋上緑化を採用。ヒートアイランド現象の緩和に貢献するとともに、一部を屋上庭園として入院患者の憩いの場としても活用しています。

エネルギー消費削減を目指す建築物としてZEB Orientedを取得
省エネ性能の高いエアコンや複層ガラス、外断熱工法を採用。温湿度・CO2センサーを設置し、状況に応じて自動換気を行うほか、明るさによって自動調光する照明システムを導入するなど、30%以上の一次エネルギー消費量削減を達成した建物として「ZEB Oriented」の評価を受けました。
オール電化
燃焼によってCO2を生み出すガスエネルギーを廃し、コスト抑制・安全性向上を目指しオール電化を採用しています。
給湯システム
エネルギー効率の良いヒートポンプ式の給湯システムを採用。さらに使用しなければ無駄になる深夜電気で貯湯することでCO2排出を削減しています。
蓄熱式空調システム
給湯システムと同様ヒートポンプで、夏は氷を、冬はお湯を深夜電力で作って空調に活用する蓄熱型空調機を採用。日中の電力消費とCO2の排出を抑制します。
電化厨房
病院食を作る厨房は CO2がでない、IHコンロと電気スチームオーブンで調理。火を使うことによる安全性への不安が解消され、環境の悪化も改善。無駄な熱放射がないので、空調にもロスがありません。