2020.10.19(月)学術活動
ニューヨーク市のマウントサイナイ病院主催のWeb講演会で院長宮内が講演
10月16日にニューヨーク市のマウントサイナイ病院主催のWeb講演会、THANC Thyroid Journal Club、で院長宮内がMarked decrease over time in conversion surgery after active surveillance of low-risk papillary thyroid microcarcinomaと題して、当院で1993年から世界に先駆けて取り組んできた低リスク微小甲状腺乳頭癌の積極的経過観察について全般的に講演し、特に、当院頭頸部外科の佐々木医師がとりまとめて最近論文とした「経過観察中に手術に変更となった率が時間経過とともに著しく低下した」ことを話しました。手術への変更率が低下したのは、27年間の経験によって、手術より積極的経過観察の方が安全かつ安価であることが明らかとなってきたので、担当する医師もより自信を持ち、患者さんも病気を正しく理解し信頼度が高まったためでしょう。講演の後では、視聴者から寄せられた沢山の質問の中から司会者のUrken教授が主要なものを選択して宮内に質問があり、それぞれに丁寧に回答しました。
講演のコンピュータ画面。上段右がUrken教授、左が宮内院長。