2021.05.19(水)学術活動
日本乳腺甲状腺超音波医学会で超低リスク微小乳頭癌のアクティブサーベイランスについて講演
2021年5月15日~16日に第46回日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会が、COVID-19蔓延のためWeb形式(ライブ配信)にて開催され、隈病院の医師が参加・講演しました。甲状腺用語診断基準委員会企画1「超低リスク微小乳頭癌のアクティブサーベイランス(積極的経過観察)」において、内科医長の笠原俊彦医師が、基調講演として「低リスク微小乳頭癌のアクティブサーベイランス」と題して隈病院で実践している低リスク微小乳頭癌のアクティブサーベイランスについて講演を行いました。同じセッションにおいて内科の中村友彦医師は、「アクティブサーベイランスの適応」について実際の超音波画像を供覧し講演を行いました。隈病院で世界に先駆け1993年に開始したこの取り組みが学会の重要な課題として取り上げられディスカッションが行われました。低リスク微小乳頭癌に対して、手術を行わないで積極的に経過をみるとの当院発の取り組みがこの学会でも大きく取り上げられたことは大変喜ばしいことです。なお、この内容は、当日のライブ配信のみならず1ヶ月間オンデマンド配信が行われるとのことです。