2021.10.27(水)学術活動
第59回日本癌治療外科学術集会に参加・講演
2021年10月21日~23日に第59回日本癌治療外科学術集会が、神奈川県横浜市の現地とWEBによるハイブリット型式で開催されました。隈病院からは特別講演の一つである臓器別シンポジウム「甲状腺癌に対する最新の治療戦略」のセッションにおいて、当院診療本部長小野田尚佳医師が座長を務め、外科副科長舛岡裕雄医師が演者の一人として参加し「術中神経モニタリングを活用した甲状腺手術」について講演しました。当院では、声帯の動きを司り、発声に関わる重要な神経である反回神経と上喉頭神経外枝を甲状腺の手術中に確実に温存することに努めています。近年では、全ての甲状腺の手術において改良された術中神経モニタリング装置を使用することにより、これまでは困難であった症例でもこの二つの神経を確率高く温存できるようになってきたことを発表しました。その他にも甲状腺癌治療に携わる腫瘍内科、外科、放射線科のスペシャリストが集い、様々な情報の交換が活発に行われました。