2023.03.31(金)学術活動
第18回 アジア内分泌外科学会に参加
アジア内分泌外科学会は1988年以来1年おきに開催されてきましたが、第18回の学会は新型コロナ感染症の蔓延のため1年延期となり、2023年3月16日から18日に東京女子医科大学内分泌外科の岡本高宏教授を会長として東京都、一橋会館で開催されました。当院からは、名誉院長宮内昭がInvited Lecture 1: Prof. Hironobu SasanoによるWhat’s new in the revised WHO classification of endocrine tumorsの司会を勤め、治験臨床試験管理科長伊藤康弘が甲状腺癌の分子標的薬に関するシンポジウムで発表し、さらに濾胞癌の予後因子-現行のWHO分類が適切かとの口演、甲状腺微小乳頭癌の積極的経過観察においてTSHが腫瘍増大の因子であるとの口演を行いました。さらに、頭頸部外科の山本雅司が甲状腺微小癌の管理においてTSH軽度抑制により、腫瘍の進行が抑制されるとの口演をしました。そして診療本部長小野田尚佳がFree Paperセッションの座長を務めました。数ヶ月前までコロナ感染症の蔓延状況の予測が非常に困難であった中での開催準備であったので参加者数は例年より若干少なかったが、韓国、台湾、インド、マレーシア、オーストラリア、タイ、シンガポール、インドネシアなど多くの国からの参加があり、久しぶりの対面での学会開催は大変有意義でした。