2023.10.19(木)学術活動
名誉院長宮内がソウル大学病院で講演、シカゴの研究会に参加
名誉院長宮内 昭が2023年10月11日に韓国ソウル大学病院における第10回Chin教授Memorial Lectureに招待され特別講演「A Half-Century of an Endocrine Surgeon: Towards Better Management of Endocrine Disease」の講演を行いました。
これは韓国ナンバーワンである同大学病院外科の初代教授Chin先生を偲んで年1回開催される講演会です。
宮内名誉院長は内分泌外科医としての半世紀の研究歴の中で特に反回神経再建による音声の回復、カルシトニンやサイログロブリンなどの血中腫瘍マーカー値のダブリングタイム、さらに腫瘍体積ダブリングレートが髄様癌や乳頭癌の予後と強い関連性があり、個々の患者さんの予後の予測にも有用であることを講演し、さらに当院にて世界で初めて取り組んできた甲状腺微小乳頭癌の積極的経過観察の最新の成果について講演しました(写真1)。
その後、宮内はソウルから米国シカゴに移動し、同市で開催されたEndocrine and Neuroendocrine Tumor Conferenceに参加しました。
そして、この研究会に参加した国際内分泌外科学会の会長スエーデンのZedenius教授、次期会長カナダのPasieka教授、前会長宮内(写真2)が顔を合わせて、来年8月にマレーシア、クアラルンプールで開催される国際内分泌外科学会の相談などを行いました。
宮内名誉院長が招待されたChin教授Memorial Lectureのポスター
写真1:ソウル大学病院で講演する宮内名誉院長
写真2:国際内分泌外科学会の会長スエーデンのZedenius教授、次期会長カナダのPasieka教授、前会長宮内(左から順に)