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2024.08.28(水)学術活動

赤水院長が世界の内分泌医のバイブル(Williams Textbook of Endocrinology)にて執筆

赤水尚史院長が、世界の内分泌学の教科書かつバイブルである「Williams Textbook of Endocrinology」にて執筆しました。

『Williams Textbook of Endocrinology』とは

全世界の医師から最も信頼される内分泌学のバイブル的教科書で、世界的に権威ある医学書です。

成人・小児の内分泌系疾患について、成因・臨床症状・診断・治療などを包括的かつ詳細に解説した書籍で、執筆者には内分泌学の分野において国際的に著名な専門家が名を連ねます。
内分泌代謝科・内分泌外科の専門医や婦人科・内科・小児科といった多方面の臨床医が、内分泌学に関し最新かつ網羅的なリファレンスとして活用しています。
初版から70年を迎える現在も、国境を越えて世界の内分泌医療の臨床と研究の発展を支え、歴史的にも大変価値の高い学術書です。

本書における甲状腺分野の記述は、4つの章(甲状腺学の総論、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症と甲状腺炎、甲状腺腫瘍)から成っています。

赤水院長は、このたび2024年8月に改訂された第15版において
「Chapter 11. Hypothyroidism and Thyroiditis」
(チャプター11 甲状腺機能低下症および甲状腺炎)
の章を
米国ジョージタウン大学のJacqueline Jonklaas教授と共同執筆しました。

甲状腺機能低下症を引き起こす疾患の中で最も頻度が高いのが、「橋本病」です。
橋本病は日本人の名前が冠せられた疾患の中で最も有名なもので、1912年に橋本策博士によって発見されました。そのような縁もあって赤水院長が執筆者の1人として選ばれたのかも知れません。
また、橋本病は別名「慢性甲状腺炎」とも呼ばれる炎症性疾患ですが、その成因に基づいて「自己免疫疾患」の一つとして位置付けられています。
そのような観点から、赤水院長は橋本病の遺伝的背景や発症因子について精力的に研究を行ってきました。

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