2024.09.30(月)学術活動
宮内名誉院長が第13回インドネシア内分泌学会で講演
隈病院 名誉院長の宮内 昭医師が、9月26日〜28日にインドネシア・バンダアチェ市で開催された第13回インドネシア内分泌学会に招待され、先方の要望により特別講演「Plenary Lecture: An effective clinic, right work at the right time」と「Symposium: Active surveillance of low-risk papillary thyroid microcarcinoma: Kuma Hospital data」の二つの講演を行いました(写真1)。
特別講演の内容は今回の学会の現地準備委員長であり隈病院に2回見学に来られたことがあるHendra Zufry先生(写真2)の強い要望によるものです。
隈病院は病床数わずか58床の小さい病院でありながら、甲状腺に関する多数の論文(例えば、Johns Hopkins大学のCooper教授によると2006年〜2016年の甲状腺癌に関する論文数(施設別)では隈病院は世界で第4位)と甲状腺の専門医に強い影響を与えるような多数の臨床研究の発表を続けてきた事の背景にある種々の取り組みを説明しました。
また、シンポジウムでは最近世界的に大きく注目されている低リスク甲状腺微小乳頭癌の積極的経過観察について当院のデータを説明し、大きい反響がありました。
インドネシアの人々の約90%はイスラム教徒であり、学会参加の女医さんのほとんどがヘジャブなどを着用し、熱心に聴講していました(写真3)。
バンダアチェはインドネシアの最西端にあり、現地参加者は約500人でしたが、Webでの参加者は1000人を超えたと聞いています。
写真1:シンポジウムの講演者と座長の紹介
写真2:準備委員長Hendra Zufry先生の開会の挨拶
写真3:学会の様子。ヘジャブを着用した女性医師が非常に多い。学会はWebでも発信されWeb参加者は1000人以上とのこと。