2024.10.10(木)学術活動
アジアパシフィック甲状腺外科学会に参加・講演しました
2024年10月3日〜5日にタイ国バンコックにて開催されたアジアパシフィック甲状腺外科学会(Asia-Pacific Society of Thyroid Surgery, APTS 2024)に、名誉院長 宮内 昭と、外科顧問 伊藤康弘が参加し講演などを行いました。
宮内名誉院長は、Keynote講演として「甲状腺微小癌の積極的経過観察30年以上の経験から学んだこと」の講演を行いました(写真1)。
また、Symposium「上下の喉頭神経の損傷に対する術中・術後の対応」において、当院において世界で初めて開発した「頸神経ワナ・上喉頭神経外枝吻合によって障害された高音の発声が約70%回復する」ことについて講演しました(写真2)。
伊藤康弘外科顧問は、Debate「積極的経過観察か片葉切除か甲状腺全摘か」のセッションの司会役を務め(写真3)、取扱いに問題がある甲状腺癌症例の取扱い方法についてのパネルディスカッションにも参加しました(写真4)。
今回のAPTS 2024は、タイ国の頭頸部外科学会と共同開催され、参加者は約1300人と非常に多く、APTSの参加者のみでも370人とのことで大変活発な学会でした。
写真1:Keynote講演の後で、座長のアメリカ・サンフランシスコ大学Duh教授から記念品を授与された宮内名誉院長
写真2:Symposium「上下の喉頭神経の損傷に対する術中・術後の対応」の発表者。宮内名誉院長は、頸神経ワナ・外枝吻合による高音発声の回復を講演した
写真3:Debate「積極的経過観察か片葉切除か甲状腺全摘か」のセッションの司会役を務めた伊藤康弘外科顧問
写真4:取扱いに問題がある甲状腺癌症例の取扱い方法についてのパネルディスカッションに参加した伊藤康弘外科顧問