2025.02.28(金)学術活動
第16回神戸甲状腺診断セミナーを開催しました
2月15日(土)・16日(日)に、隈病院主催 第16回神戸甲状腺診断セミナーを開催しました。
コロナ禍での開催中止を経て、昨年4年ぶりに開催した同セミナーは、今年も多くの医療関係者の皆様にご参加いただき、大変盛会となりました。
1日目:講演会場(神戸国際会議場メインホール)にて多くの方にご参加いただきました
2025年の本セミナーのテーマは『甲状腺疾患診断のKNACK(コツ)&PITFALL(落とし穴)』。
このテーマを基に、隈病院から病理診断科・外科・内科の医師4名、臨床検査技師・細胞検査士4名が講演を行いました。
さらに福島県立医科大学からふくしま国際医療科学センター 放射線医学県民健康管理センター 部門長の志村浩己先生をお招きし、特別講演にご登壇いただきました。
講演後の質疑応答では、時間が足りなくなるほど会場からの質問やコメントが相次ぎ、大変活発に意見が交わされました。
(左)特別講演に登壇する福島県立医科大学 志村先生(右)本セミナーを企画する廣川医師(隈病院病理診断科長)
2日目は、甲状腺細胞診のライブビデオチュートリアルと55例の甲状腺病変を用いた顕微鏡実習を開催しました。午前・午後の2部制で、甲状腺の病理・細胞診を網羅するような豊富な症例を用いた実習は、例年と同様、大変好評を得ました。
2日目:当院の標本を用いた顕微鏡実習。55例と豊富な症例を紹介しました
本セミナー企画委員の病理診断科科長 廣川医師は講演の中で「診断のPITFALL(落とし穴)に陥る多くの原因は、そのPITFALLを知らないこと。つまり、もともと知っていれば、そこには落ちないと考えている」と述べ、今年のテーマ『甲状腺疾患診断のKNACK&PITFALL』を振り返りました。
今年も、全国の病理医、細胞検査士、臨床検査技師、内科医、外科医、耳鼻科医の皆様にお集まりいただきました。(1日目:255名、2日目:156名)
ご参加の皆様、誠にありがとうございました。