2021年8月12日に開催されたAmerican Head & Neck SocietyのWebセミナー：Therapeutic De-escalation of Thyroid Malignancies (甲状腺癌に対する治療の縮小)において、当院院長宮内 昭がニューヨーク市のメモリアルスローンケタリング癌センターのTuttle先生とともにDiscussantとして招待され、多くの質疑に対して応答しました。このセミナーでは甲状腺微小乳頭癌に対して、積極的経過観察、ラジオフリクエンシーアブレーション（腫瘍を熱で焼灼する治療）および甲状腺片葉切除について3人の先生たちが症例を提示し、種々の点について熱心な討議が行われました。このように1993年に当院にて世界で最初に開始した積極的経過観察が最近大いに注目され、徐々に広まってきています。

図1.Webセミナーの一場面。右上段にTuttle先生と宮内院長。