患者さんの健康チェック

看護師

看護師

ささいな対話から
想いをくみ、
心配りのある看護を

掲げているのは、生命の尊厳と人間性を尊重した看護。向き合える限られた時間の中で、対象者の言葉や行動の背景をくみ取った看護ができるよう指導しています。

仕事内容

長期的なお付き合いが続くから、
人生を見守れる喜びがある。

隈病院は甲状腺疾患の専門病院です。患者の8割が成人女性で、成人看護・周手術期看護・がん看護・慢性疾患看護・手術室看護など、さまざまな看護を実践できます。慢性疾患のため、手術した方も半年や年に1度のペースで通院され、長いお付き合いが続きます。自立された方が多いため、コミュニケーションをとる機会も多く、時にはご家族の話に花を咲かせることもあります。再来院のときには、看護師へお声がけいただき、お子さんがすくすく成長されている様子や、「息子が結婚したの」というご報告を受けることも。ご家族のその後を見守れることで、人生に寄りそえるやりがいや喜びを感じることができます。

ワークライフバランスがとりやすく、
勤続10年以上の看護師も多数。

甲状腺の分野は、疾患も限られ、色んな病気を突然診る…といったことなく、集中して看護にのぞめます。救急対応や当直もなく、オンオフも明確。有休取得率も高く、1週間ほど海外旅行を満喫するスタッフも。出産・育休を経た後の復帰率はほぼ100%。徒歩1〜2分の院内保育に子どもを預けることができ、「昼休みに様子を伺えるので安心」と評判です。清掃が行き届いた院内は、スタッフ用の部屋にまで絵やインテリアが飾られ、心地よく働けます。また、病院負担で、看護協会主催の多彩な研修・セミナーを受講でき、最新の医療動向から看護スキルを磨ける機会も豊富。ドクターが症例検討などを行う合同カンファレンスにも定期参加し、知識を磨ける環境があります。

外来・病棟・手術室をローテーションで経験し、
広い視野をもって看護実践ができるナースへ。

入職後は、「外来看護科」「病棟看護科」「手術室看護科」いずれかに配属され、固定で5年ほど1つの科を経験。その後、ローテーションにて各科で専門性を深め、オールラウンドに活躍できる人材をめざします。甲状腺疾患は、人工呼吸器管理を施行しているような重症の方は基本的にいらっしゃいません。完全に自立されている状態で、手術の翌日からご飯を食べることができ、術後5日で退院となります。その分、業務に追われず、比較的「対話」に時間をかけることができます。

気持ちにゆとりを持って、看護を提供できる安心体制。

<外来看護師>
1日の外来患者数は、600〜700名。問診・採血・診察立ち会いなど役割分担で。ハイリスクの事例にはチームナーシングを導入。
<病棟看護師>
病床数58床。10対1看護体制、チームナーシング。周術期の看護が9割、内科の看護が1割。
<手術室看護師>
1日8〜10件の手術。術前・術後訪問は100%実施し、患者さまに安心感を提供。

外来看護師

全国有数の甲状腺疾患の専門病院である当院には、近畿圏を中心に1日700名近くの外来患者に対応。ドクターの診療が円滑に進むよう、機能別看護の方式で、初診患者の問診、採血、検査介助、診察立ち会いなど役割分担しています。ハイリスク事例や、抗がん剤治療については、受け持ち制のチームナーシング方式を導入し、担当看護師が責任を持って最適な看護を行います。

病棟看護師

病床数は、4・5Fで1単位として58床。10対1入院基本料を算定しています。看護提供方式は、チームナーシング。平均在院日数は6.5日で、手術日は看護師4名の夜勤体制を敷いています。入院患者の約8割が成人女性で、重症疾患ではないため、自立している方が多く、落ち着いてコミュニケーションがとれるのが特長の一つです。外科の入院がメインですが、分子標的薬導入入院もあり、2床は放射性ヨウ素内用療法に対応しています。

手術室看護師

1日8〜10件の手術を担当します。当院では、術前・術後訪問を100%実施。手術室に入るときには、術前担当訪問看護師が対応するため、手術を受ける方も安心されています。夜間の緊急手術はオンコール制とし、自宅待機にて対応(月2〜3例)。後出血の止血術対応も担います。当院で初めて手術室を経験するスタッフがほとんどですが、多臓器に対応する手術とは異なり、標準化された術式と手術器械により甲状腺の手術室看護がスムーズに習得できます。

仕事場の光景

看護科に所属する先輩の紹介や、スケジュールなどをインタビュー形式でご紹介します。