2021.04.20(火)学術活動
第121回 日本外科学会定期学術大会で発表
第121回日本外科学会定期学術大会は、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、予定された千葉県での現地会場での開催が中止され、2021年4月8日から10日にオンラインにて講演・発表・質疑応答が行われました。当院からは診療本部本部長の小野田尚佳医師がワークショップ「甲状腺未分化癌に対する集学的治療」で、学会から指名された演者として「甲状腺未分化癌に対する集学的治療の変遷と今後」と題した講演を行い、1995年から今までの本院で治療された甲状腺未分化癌の病状や治療法、治療結果を詳細にまとめて講演しました。2010年代に世界に先駆けて本院で行われたパクリタキセルによる化学療法の有用性を紹介し、2015年以降の新規分子標的薬剤治療の発展に伴って生命予後が改善されていることを報告しました。本ワークショップでは、難治性の稀少癌である甲状腺未分化癌を治療する取り組みについて日本全国の施設から最新の報告があり、活発な情報交換が行われました。この発表は注目度が高く、後日、日経メディカルにもその内容が紹介されるとのことです。