2021.09.13(月)学術活動
第114回神戸甲状腺研究会で発表
2021年9月11日に新型コロナ感染症のため2回延期となっていた第114回神戸甲状腺研究会が現地開催+Webのハイブリッド形式で開催されました。研究会参加者と共催のアボットジャパンの方たちも、全員コロナワクチン2回接種、健康状態や感染者との接触などに問題がないことが参加の条件であり、かつ検温と健康状態の確認、充分な感染予防の元に開催されました。兵庫県立加古川医療センターの飯田啓二先生と隈病院の宮内 昭が当番世話人として座長を務め、当院からは内科の南方瑞穂医師が「バセドウ病にて甲状腺全摘術後に甲状腺中毒症遷延を契機に発覚した卵巣甲状腺腫の1例」を報告し、外科の安藤孝人医師が「細胞診後の穿刺経路再発によって高カルシウム血症をきたした原発性副甲状腺機能亢進症の1例」を報告しました。他に3題の一般演題があり、それぞれ、大変興味深い症例であり、現地参加の医師WebたちのみならずWeb参加者からも多数の質問が寄せられました。特別講演は岡山大学病院総合内科学の大塚文男教授の「総合診療視点からの甲状腺診療」であり、色々と示唆に富むお話でした。現地参加とWeb参加ほぼ同数、合計65名ほどの参加で、コロナ感染症がまだ収まらない状況としては予想以上に盛会でした