2024.11.08(金)学術活動
アメリカ甲状腺学会(ATA)参加報告
2024年10月31日から11月3日まで、米国シカゴ市で開催されたアメリカ甲状腺学会(ATA 2024)に、赤水院長と宮内名誉院長が参加し、雑誌編集委員会など学会活動における各種委員会に出席しました。
学会期間中の発表では、米国におけるバセドウ病治療の内容が抗甲状腺薬による内科治療に大きくシフトしていることが取り上げられていました。
そのような中で、甲状腺眼症に対する治療薬として臨床試験されているものの中には甲状腺機能も改善し、抗甲状腺薬投与が不要になる例があるという興味深いデータが示されていました。
また、現在アメリカ甲状腺学会(ATA)において改訂中の「甲状腺分化癌の診療ガイドライン」において、低リスク癌では隈病院から提唱された積極的経過観察が大きく取り上げられることが報告されました。
以上、学術的国際交流や情報交換の上から意義深い参加でした。