バセドウ病とかゆみ (ばせどうびょうとかゆみ)
バセドウ病で皮膚に現れる症状
バセドウ病では、甲状腺機能亢進に伴い血管拡張・多汗・皮膚温上昇などがおこり、治療前から皮膚のかゆみ等の症状があることがあります。特に、アトピ―性皮膚炎などを合併しているとその傾向があります。また、皮膚のかゆみから蕁麻疹と勘違いされるケースなどもあるため、チェックリスト(リンク設定)などで他の症状も含めて判断し、医師に相談することをお勧めします。
薬の副作用から発生するかゆみ
一方、抗甲状腺薬(メルカゾール・チウラジール)による治療開始してからも10人に1人くらいが、皮膚のかゆみを訴えます。投与後、2週間前後で認められることが多く、軽症の場合は抗甲状腺薬を休薬せずに、抗ヒスタミン薬を併用しながら経過を見ることが多いです。しかし、ステロイドを要する全身蕁麻疹などの症状が出た場合には、抗甲状腺薬を休薬して他の治療法に変更する必要があります。
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