男性のバセドウ病、女性のバセドウ病 (だんせいのばせどうびょう、じょせいのばせどうびょう)
症状は男女に大きな差はなく、いずれも甲状腺中毒症(甲状腺ホルモンの過剰状態)に伴う動悸や息切れ、手の震え、疲れやすさなどが主症状です。一部の方ではバセドウ病眼症という眼の症状が出現し、瞼の腫れや突眼などの症状が見られます。
特に男性に起こりやすい症状として、周期性四肢麻痺があります。これは突然手足の一時的な麻痺症状が出現するもので、圧倒的に男性に多く、またアジア人に起こりやすいと言われています。暴飲暴食や激しい運動をした後に起こりやすいため、このような行動を避けていただくことと、治療で甲状腺機能を改善することで起こらなくなってきます。「周期性」というだけあって繰り返すことが多いので、しっかりバセドウ病の治療をすることが大切です。
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