甲状腺摂取率検査 (こうじょうせんせっしゅりつけんさ)
甲状腺摂取率検査は、検査前に投与量を測定しておき、患者様の甲状腺に集まった量との比較によって摂取率を計算します。検査結果は%で表され、主に甲状腺機能亢進症と甲状腺機能低下症(バセドウ病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎)との鑑別に役立ちます。バセドウ病では高い数値となり、無痛性甲状腺炎や亜急性甲状腺炎では著しく低い値となります。
放射性医薬品には、主に99m-Tc 、123-Iという比較的短い半減期の核種を使用しており、投与量や検査方法など安全性を考慮し、適切に検査が行われています。
安全に検査を受けていただくために
甲状腺摂取率検査検査は体の内側からの被ばくを伴う検査です。妊娠中及び授乳中の方は検査を避ける必要がありますので必ずご相談ください。その他、検査に関する詳細やご不明な点などがあればお気軽にお問い合わせください。