副甲状腺について (ふくこうじょうせんについて)
副甲状腺と副甲状腺ホルモン
副甲状腺は通常甲状腺の背面で左右の上下に計4つあり、黄褐色で、大きさは米粒大。1つの重さは、平均30〜50mgのごく小さい内分泌腺で、副甲状腺ホルモンを作っています。位置や数の異常も比較的多く、3つや5つ以上存在したり、縦隔などにある場合もあります。副甲状腺ホルモン(PTH)には、次の2つの働きがあります。
1.骨の代謝を亢進させて骨のカルシウムを血液中に出します。
2.食事で摂取したビタミンDを活性型のビタミンDに変え、その結果、腸からのカルシウムの吸収を高めます。それにより血液中のカルシウム濃度が高くなります。