2023.06.20(火)学術活動
第35回日本内分泌外科学会総会報告
2023.6.15〜17に長野県松本市にて第35回日本内分泌外科学会総会が開催され、当院からもたくさんの職員が参加しました。
宮章博副院長がシンポジウムで「原発性副甲状腺機能亢進症に対する外科治療を成功に導くポイント」を講演、同じくシンポジウムで座長をつとめました。小野田尚佳診療本部長がシンポジウムで「当院での進行甲状腺がんパネル検査の現状」を講演し、シンポジウムとパネルディスカッション、ランチョンセミナーの各座長をつとめました。廣川満良病理診断科長はパネルディスカッションで「本邦における乳頭癌様核所見を伴う非浸潤性濾胞型腫瘍(NIFTP)の診断的意義と疾患概念の妥当性に関する多施設共同研究」を講演しました。木原実外科科長はパネルディスカッションで「多発性内分泌腫瘍症 2 型(MEN2)における顕性化前甲状腺全摘術の検討」と「穿刺吸引細胞診で良性と診断された甲状腺結節の長期フォロー後の転帰」を講演し、一般演題口演で座長をつとめました。伊藤康弘外科顧問はシンポジウムで「低リスク甲状腺微小乳頭癌の積極的経過観察―30 年間の経験で見えてきたもの―」、ランチョンセミナーで「甲状腺分化癌―どういう症例が命を脅かすのか?」を講演、パネルディスカッションで座長をつとめました。東山卓也外科副科長はパネルディスカッションで「甲状腺未分化癌における石灰化病変の検討」を講演し、一般演題口演で座長をつとめました。舛岡裕雄外科副科長はビデオシンポジウムで「甲状腺乳頭癌の頸部郭清術~根治性と機能温存を目指して~」とランチョンセミナーで「術中神経モニタリングを活用した甲状腺手術」を講演し、一般演題口演で座長をつとめました。藤島成外科医長はパネルディスカッションで「当院における ICT の活用とタスクシフトによる労働環境改善の取り組み」を講演しました。佐々木崇博頭頸部外科医長は一般演題口演で「Well-differentiated carcinoma-not otherwise specified の臨床的特徴に関する検討と治療方針に対する提言」を講演しました。山本雅司医師は一般演題口演で「混合性髄様癌・濾胞細胞癌の8例報告と診断・治療・予後に関する考察」を講演しました。川野汐織医師は一般演題ポスターで「篩状モルラ甲状腺癌の予後および適正な治療についての検討」を発表しました。松永啓秀医師は一般演題口演で「好酸球増多を伴う硬化性粘表皮癌ー3例の報告と治療・予後に関する考察」を講演しました。石坂智医師は一般演題ポスターで「術中に反回神経の走行異常に気づき、反回神経誤切断を免れた1例」を発表しました。鈴木彩菜細胞検査士は一般演題口演で「良性結節でみられる微細多発高エコーの本態」を講演しました。
新型コロナウイルス感染症が5類感染症へと移行後の現地参加の学会であり、大勢の参加者との交流、意見交換が活発におこなわれました。